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2022年12月9日金曜日

土俵

 「土俵」といっても大相撲ではありません。各教室の、いわば「学びの土俵」です。
 今日の3校時、いつものように巡回をして2階の廊下を歩いていました。
 1年生の教室では、なにか先生がお話をされていました。もちろん教室はし~んとしてい 
ます。そして子どもたちはしっかりその話を聞いています。土俵ができるためには、まず静
かに聞くことができねばなりません。
 隣の2年生の教室を覗いてみました。2年生になってぐんと大きくなり、学びにも力が
入る2年生です。
 ちょうど算数の「正方形」の学習をしていました。この時間は、たぶん生まれて初めて正 
式に「正方形」という言葉を学んだのではないかな。、正方形についてノートにまとめ、折り紙で作った正方形を貼り付けていました。
 その後、教室で始まったのは「正方形探し」。先生の問いかけに応じて、教室の中にある正方形を探します。見つけたら「あったぁ!」とみんなに報告します。
 先生も慣れたもので「(長方形を指し示して)これは正方形?」などと考えさせます。子どもたちは、一緒になって、正方形を探しています。そう、同じ目的をもって、ひとつのことに取り組んでいるんですね。話し合いの時もそうですが、こんなのが「土俵」なのでしょう。


 
 あんまり楽しそうなので、いつもの悪い癖が出てしまいました。HP用カメラは放っておいて、授業に飛び入り参加。教室正面にある壁掛け時計(ガラスで覆われた文字盤の部分)を指して、正方形かどうか質問したら、2年生の子たちは「辺」、「縦と横」という用語を使いながら説明してくれました。拍手、拍手。まあ、実際には長さを図らないと本当かどうかわからないので、最後は担任の先生が椅子に乗って測って、正方形であることを証明してくださいました。

〈おまけ こんなに天気の良い日は〉
  初冬の日差しを浴びながら、校庭で遊ぶ子どもたちが目立ちました。

  3年生は教室で仲良く過ごしていました。