今日3・4校時、5年生は貴重な体験をしました。それは鳥取県日本調理技能士会の皆様に教わりながら、本格的な料理づくりをしたのです。
県主催「食のみやこ 鳥取県」の取り組みの一つとして、調理技能士会の皆様が出張し、県産の食材を利用した料理講習会を開催してくださったのです。お越しいただいた10名近くの調理師の皆様は、ふだん、ご自身でお店を開く、あるいは温泉旅館の調理場等にお勤めされているのプロの「職人」さんばかりです。中心になって進めてくださった鳥取県日本調理技能士会長の岩本様は心刀流三代目宗家で令和4年「現代の名工」に認定された「職人」の方。今日は二代目宗家で同様に「名工」の先代もいらっしゃり、指導にあたってくださいました。本来は2学期に開催予定だったのですが、新型コロナの影響で延期になり、ようやく本日の開催となりました。
家庭科で一度は調理実習を経験している5年生といえど、わずか1時間40分の間で、「琴浦グランサーモンを使った手綱(たづな)寿司」、「アジのカツレツと砂丘らっきょうのタルタルかけ サラダ添え」、「琴浦グランサーモンのあら汁」の3品を完成させることなど想像できませんが、前日より下ごしらえや諸準備をしてくださり、本当に必要な作業のみに限定するなど配慮していただき、5年生はすべて時間通りに完成させることができました。
では、3回に分けて紹介します。
(右が、現会長であり「名工」の心刀流3代目宗家岩本さん。一人置いて、左は2代目宗家。もちろん「名工」でいらっしゃいます。)
(手綱寿司とは、手綱のように斜めにネタを並べた美しい巻き寿司のこと。)
出来上がりです。子どもたちにとって時間がかかり、難しすぎる作業はすべて事前に済ませてありました。例えば「キュウリのかつら剥き」とか「きんしたまごを作る」「アジを3枚におろす」「あら汁の準備」とか。