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2022年8月31日水曜日

研究を生かして 1

  たぶん各学校では、毎年度それぞれ研究が推進されています。研究は各教科や道徳であったり、特別活動であったりします。本校は開校時より社会科の研究を進め、平成27年度には研究発表会を開催しました。社会科の面白さに気付いた?ためか、発表会が終わっても社会科の研究を進めてきました。開校以来9年が経ち、現在は算数を中心に研究を進めています。9年経っても、一部とはいえ社会科の研究に取り組んでいるのが、本校の誇りでもあります。(来月本校に指導のためお越しになる島根大学教職大学院の加藤寿朗教授は、開校以来のご縁です。毎年本校への来訪を本当に楽しみにしてくださっています。社会科を中心に研究を推進している学校は、たぶん県下に1校もないのではないかな。社会科は「足で稼ぐ」教科であり、かなりの負担となるので、研究教科としては実は敬遠されがちなのです。     
その点からも、社会科の灯を消さない本校の存在は密かな自慢でもあります。昨年度の3年生「畜産」の一連の学習はその成果でもあります。)
 1年生は算数の復習?のようでした。先生は問題を一斉に読ませた後、「この問題は、このなかのどの問題だと思う?」と子どもたちにお尋ねです。子どもたちは、これまで学んだ4つパターンから、この問題が尋ねていることを把握します。すぐに分かる子もいれば、もちろん悩む子もいます。
 こんな時は「シンキングタイム」。当たり前に離席して、自由に友だちに尋ねたり、教えたりする時間です。実はこの授業の流れ、環太平洋大学前田一誠教授が1学期に本校の授業研究会で私たちにご教示くださった方法を早速取り入れたものです。本校の研究主任である1年担任の先生は、こうして日常的に研究で学んだことを日々の実践に取り入れておられます。研究推進の一番の目的は、本校の子どもたちが力をつけるため。こうして子どもたちは算数の力を伸ばしていきます。
(「この問題は、どの問題になると思いますか?」先生は尋ねます。)
 「シンキングタイム」が始まりました。

  おおぞらでは2年生が算数の「かさ」の学習をしていました。
 6年生と5年生。静かに学習に取り組んでいます。