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2023年7月8日土曜日

人々の知恵(前) ~5年社会科 あたたかい土地のくらし~ 

  木曜日の5校時、中部教育局の先生をお迎えして、校内研究会を開催しました。今回の授業は、5年生の社会科「あたたかい土地のくらし」です。あたたかい沖縄県を取り上げて、その土地や気候、自然、産業、歴史や文化、そして、そこに暮らす人々の生活を理解することが目標です。
 「沖縄県って(南の方の年中暑いところらしいけど)いったいどんな県なんだろう」が大きな学習問題です。数時間の学習を重ねていくと、子どもたちの頭の中では沖縄県の自然、産業や歴史などがおおまかに理解され、この大きな学習問題は解決されることになります。
 単元の1時間目は、沖縄のざっくりした地形や気候、産物などを学びました。沖縄は年中暑いだけでなく、私たちが想像するよりはるかに強烈な台風が数多く襲来することを学びました。
 この時間は、ずっと沖縄に生きてきた人々は、これら暑さや暴風雨に対し知恵をはたらかせ対応してきたことを、住宅(伝統的な住宅、および現代の住宅)のつくりから気づかせることをねらっています。
 授業冒頭は沖縄の伝統的な住居のイラストが提示されます。そう、私たちが観光パンフレットでよく見る、あの伝統家屋です。琉球石灰岩の垣にぐるりを囲まれ、平屋で赤い瓦が白い漆喰で縁取られている。玄関はなく縁側から出入りし、開放的なつくりです。そうそう、屋根には魔よけのシーサーがのっかっている。この伝統的な家屋から、先人の知恵を探し出すのです。


 見つけたことを発表します。



 暑さ対策、暴風対策…、次々発見していきます。