宮島口からバスに乗って福山市にあるJFEスチール西日本製鉄所(福山地区)へ向かいました。JFEは国内大手の製鉄会社で、西日本では、水島と福山に大規模な製鉄所を擁しています。埋め立てられた敷地は広大で、高炉や各工場、倉庫、発電所などが立ち並んでいます。ここだけで野球場が200こ以上入るそうです。教科書や社会科資料集で学習したように、直接原料や製品を積む船が接岸するバースや、4つの高炉、石炭や鉄鉱石が積み上げられたヤードもあるそうです。働いている人は社員、協力会社の社員を含め14000人ほど。琴浦町の人口より少し少ない程度。多くの方が働いていらっしゃいます。
旅行団の5台のバスに案内係の社員さんが乗り込んでこられて車窓から工場を巡るとともに「熱延工場」の中を直接見学させていただきました。工場建屋の幅は70~80m?くらい?あるでしょうか、見学者は3階ほどの高さにある、片側の壁のキャットウォークのような通路を数百mほど圧延ラインを見下ろすように歩くのですが、この工場建屋の縦の端から端までは、なんと1kmもあります。
旅行団の5台のバスに案内係の社員さんが乗り込んでこられて車窓から工場を巡るとともに「熱延工場」の中を直接見学させていただきました。工場建屋の幅は70~80m?くらい?あるでしょうか、見学者は3階ほどの高さにある、片側の壁のキャットウォークのような通路を数百mほど圧延ラインを見下ろすように歩くのですが、この工場建屋の縦の端から端までは、なんと1kmもあります。
この工場は、真っ赤に熱せられた鋼鉄の直方体(筆箱のような形)を、繰り返しローラーで薄くして延ばしていく工程でした。真っ赤な鉄の塊がローラーに乗ってかなりの速度で大型の圧延機に送り込まれ、大量の水で冷やされながら圧延され、それが次々繰り返される。そして最後には巨大なトイレットペーパーのような形に巻き取られ倉庫に運ばれていく。
3階程度の高さから見下ろして見学をしたのですが、これだけ離れていても熱さが肌に伝わってきます。(夏は暑くて大変だそうです)冷却される際に立ちのぼる大量の蒸気、その音、高速で滑るように鉄を送るローラーの音…。不思議だったのは、人の姿を全く見ないこと。きっとどこかで制御しているのでしょうが、この大きな工場建屋に人の姿をまったく見ませんでした。すべて自動。(高炉でさえ実質数人で制御しているそうです。社会科の教員たる私は、使っている多量の水が気になって尋ねたら、蒸発してしまう水以外、95%以上は処理して再利用する。また近くの1級河川芦田川から取水しているとのことでした。)
残念ながら、工場内は外景も含め一切撮影禁止。皆様にこのHPでお伝えすることができません。せめて、いただいたパンフレットの写真をご覧ください。
さあ、学びの後はいよいよ「みろくの里」へ。平日だったこともあり、来場していた団体は、琴浦町連合小学校と、南部町の会見連合小学校のみ。ほぼ貸し切り、待ち時間0。時間いっぱい楽しみました。会見連合小学校旅行団はほぼ同じ日程で、平和公園やみろくの里でたびたび出会いました。たまたま旧会見町の2校の校長先生は個人的によく存じ上げている方で、校長同士の交流もできました(雑談とか世間話といいます 笑)。2校の子どもたちも、琴浦の子どもたちと同じように、きっと楽しい2日間を過ごしたことでしょう。
担任の先生は子だもたちに誘われて、一緒に空を飛んでおられました。
あとは安全に帰るだけ。途中、道の駅高野・宍道PAで休憩をして無事に学校に到着しました。迎えに来ていただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
久しぶりに広島・宮島方面にでかけた令和5年度修学旅行はこうして無事終わりました。保護者・ご家族の皆様、ご理解・ご協力ありがとうございました。修学旅行記もこれで終わります。