子どもたちにとって初めて学ぶ分数ですが、楽しさを感じながら取り組んでいます。
では続きを。
ある子が勢いで両手を挙げたら、それを見たほかの子まで、すぐに両手を挙げ始めました。(笑)「否定しない」で肯定的な言葉をかけるのが前田先生の授業の基本です。では続きを。
「等分ではない」「等分だけど1/4ではない」順に資料を提示して、思考・活動を繰り返します。「繰り返しで、活動が連続」します。
指示棒で示す、折る、書き込む、重ねる…。「手を使わせる」のも特徴です。前田先生の表情もホントに豊かです。
立って、座って、前に来て、見に来て、お話しして…。「できるだけ子どもたちを動かす」のも特徴です。席から離れて前のボードに集まった子たちは、図形がいくつに分かれているのか実際に数えています。
先生は最後に、円が2つつながったような形を提示されました。この子たちは、その円がつながっているのか(この場合1/4と考えられます)、あるいは離れているのか(この場合1/2と考えられます)を確かめているようです。
立って、座って、前に来て、見に来て、お話しして…。「できるだけ子どもたちを動かす」のも特徴です。席から離れて前のボードに集まった子たちは、図形がいくつに分かれているのか実際に数えています。
先生は最後に、円が2つつながったような形を提示されました。この子たちは、その円がつながっているのか(この場合1/4と考えられます)、あるいは離れているのか(この場合1/2と考えられます)を確かめているようです。
授業は後半に向かってますます盛り上がりました。前田先生は「家族で考えておいで。」と投げかけ、オープンエンドで授業終了です。
その後の研究協議。本校職員にとって、これまで前田先生が教えてくださったことを、今回は実際に目の前で見せてくださったというのがこの授業でした。研究協議はそれらの確認の場となりました。
7名の学生さんたちにも研究協議の輪の中に加わっていただきました。ゼミ生といえども指導教官の生の授業を参観できるなんて機会はめったにありません。学びが多かったと思います。
「はぁ~~~~~い!!」はじけるような笑顔が返って来ました。そりゃそうでしょうね。前田先生は広島大学附属小学校に長くお勤めでした。その匠の技なのでしょう。
今回、インフルエンザ流行というハプニングがありましたが、前田先生の示範授業を通して多くのことを学ぶことができました。急遽授業を引き受けてくださった前田先生には、感謝の思いでいっぱいです。まさに「九州男児 前田一誠 よか男」です。
本校職員にとっても、2年生の子どもたちにとっても、得難い学びの機会になりました。前田先生、本当にありがとうございました。次回11月末は、この2年生の算数の研究会です。ご指導よろしくお願いします。
〈お断り〉
校長室に到着された前田先生、迎えた本校教頭に「今日は校長先生をいじりぬきます。」と宣言され(これ、ほんとにホントです…)、実際に授業でも実に多くの「いじり」をポンポン投げ込まれました。ホントにまじめな顔をして、冒頭「校長先生、嫌いな人~?」から始まり、「校長先生の話はね、聞いちゃ、…ダメ」「校長先生が言ったことは、しちゃだめだよ~」「話し合った答はね、明日の朝、校長先生以外の先生に伝えてね~」などなど。そのたびに二人の関係をよく知っている本校職員は大笑いしています。事情を知らない学生さんまでくすくす笑っています。2年生の中には何となくこの空気が分かった子もいたようですが、なにせ2年生なので、混乱した子がいるかもしれません。これは大人の話なので、混乱させていたらごめんなさいね。実は前田先生と校長先生は大変仲良しなのです。
2年生の皆さん、びっくりさせたのならごめんなさいね。校長先生が、前田先生をきつ~く叱っておくからね(笑)。