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2023年9月1日金曜日

緊急時児童引き渡し訓練実施

  今日は9月1防災の日。ちょうど100年前の1923年9月1日午前11時58分。神奈川県西部の地下23kmを震源とするマグニチュード7.9の大地震が発生しました。家屋倒壊、土砂災害、津波だけでなく、ちょうど昼食時間帯でもあり、各地で火災が発生し火災旋風も起こるなど被害が拡大し、推定10万5千人余の死者・行方不明者をだしました(関東大震災)。
 近年地球環境の変化のためか自然災害の激甚化が進み、例えば台風や集中豪雨などによる土砂災害や風水害など、いつ起こってもおかしくないと思います。

 このような緊急時に学校は児童を保護者に安全に引き渡さねばなりません。これまでも、強い風雨の時なら、風雨の強さを予想して下校時刻をずらすとか、教員が随伴して集団下校などの措置を取ってきました。突然の豪雨が下校時間に襲ってきたときには、自主的に車で迎えに来ていただいた保護者の方に引き渡すとか、あるいは教員が手分けして送ったりすることもありました。いつなんどきこのような状況が起こるかもわかりません。初めて本校の保護者となられた方は混乱されると思います。毎年このような訓練を実施するのはそのためです。

 今日は地震の避難訓練を行い、続いて引き渡し訓練を実施しました。混乱もなく午後4時過ぎには、ほぼ引き渡しを終えることができました。今回は降雨を予想して体育館での引き渡しとなりましたが、保護者の皆様には、ご理解ご協力ありがとうございました。
 路線バスはいつも「こども園→学校・公民館」の順ですし、どうもこの順のほうが慣れている(?)という方も少なくないと思いますが、「船上小学校での引き渡し」の際には、本日のように「公民館・学校→こども園」の一方通行になりますのでご留意ください。







  本当の災害時には警察官の協力は難しいでしょう。今回は保護者の皆様に一方通行の順路に慣れていただくために、特別に協力をお願いしました。快諾してくださいました。感謝です。


 本日午後から校長は出張のため不在。教頭先生はじめとする、残りの全職員で、協力して実施しました。「大川小学校の悲劇を繰り返してはいけない」というのが校長の考えです。一人ひとりの職員が、その状況にあって最適な対応や方法を「考えて」対処する。職員も「考え」なくてはなりません。