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2023年9月29日金曜日

鳥取県民のソウルフード「白バラ牛乳」2

 困った…。そこで、先生からの提案で、大山乳業本社工場に届くような声で「獣医さーん!」と叫びました。
 すると、あらあらどうしたことでしょう。ひょっとして子どもたちの声が聞こえたのでしょうか。突然、教室の後ろから、大山乳業指導課長松井獣医さんが登場されたのです。

 子どもたちの予想を受け、松井さんは写真を示しながら獣医の仕事を説明されました。なるほど、県下6000頭の乳牛1頭1頭の健康まで管理するから、高品質のおいしい牛乳が供給されるのですね。(乳牛の健康を管理する「牛群検査」。大山乳業の受診率は全国1位です。)
(こうして腕を入れて、牛のおなかに赤ちゃんがいるかどうか確かめます。)

(松井さんのような獣医さんが白バラにいるのは、大山乳業の理念「良質の牛乳は健康な牛から」によるものであることがわかりました。今日の学習で、テーマとしている白バラの大人気の秘密が、また一つ分かりました。松井さん、本当にありがとうございました。)
 本時の学習、加藤先生に大変ほめていただきました。まず、3年生の真剣に取り組む姿や大事なつぶやきや発言がとてもよかった。いろいろなことがしっかり調べてあって、担任の先生が自信をもって授業を進められたのもよかった。
 また、3年生の社会科は「地域学習」ですが、今回、地域教材として地元の「白バラ」ブランド、大山農業協同組合を取り上げた本単元をほめていたきました。地域素材の教材化の実践として、10年間続いている船上小社会科研究の成果がまた一つ増えたように思います。

〈おまけ〉 ご縁
 世の中「ご縁」で生かされているというのは私が普段からよく感じていることです。今回、お越しくださった松井獣医さんのお子さんを以前担任したのは、だれあろう今回授業をした3年担任。そのお子さんは私が教頭として勤めた前任校でちょうど高学年に在籍でしたから、私は実は保護者さんとして以前出会っている。そのほか、教材研究のために私も一緒に本社工場を訪ねた際、広報係として迎えてくれたのは、なんと私が以前八橋小教諭時代に担任したKさん。工場見学コース入口の自動ドアが開いて、あらまあ、お互いにびっくり。立派な社会人に成長した彼女と再会して嬉しかったです。聞けば今住んでいるところは、私の自宅の直近。全く知る由もありませんでしたが、毎日ほぼ同じルートで通勤しているということがわかりました。世の中、不思議なものです。(笑笑)