今日の5校時は社会科の研究授業。3年生「工場の仕事」です。そして島根大学教育学部教職大学院の加藤寿朗教授に参観していただきました。
本社工場が地元琴浦町にあり、日々給食で飲んでいる白バラ牛乳、そしておいしい白バラの各種製品。鳥取県民にとっては大変身近なソウルフードと言ってよいでしょう。3年生はその牛乳・乳製品を作る工場を取り上げ、「工場の仕事」として学ぶことにしました。「どうして「白バラ」は大人気なんだろう?その秘密を探ろう」がテーマです。
実は学習を展開するにあたって、指導者にはこんな思いがありました。工場の工夫や努力をひと通り学んだあと、子どもたちにさらに深く考えさせたい。大山乳業に質問を送り、直接お話を聞かせていただき、さらに本社工場を取材させてもらうなど、教材についてずいぶん詳しく研究しました。そして、知恵を絞っていきついたのが、組合内にある「酪農指導部」の存在でした。
大山乳業は、酪農家に向けて経営指導・飼料資材斡旋から婚活(!)まで、実に様々な酪農家支援を行っておられますが、その中に酪農指導部という組織があります。実はそこに複数の獣医さんが所属していらっしゃるのです。この存在に着目したのです。
「牛乳を作る工場なのに、なぜ獣医さんがいるの?」この謎がこの学習の課題となりました。
写真(各自のiPadに配布され、拡大も自由自在)をもとに獣医さんの仕事を予想した子どもたち。そして、なぜ白バラ牛乳を製造するのに獣医さんが必要なのか予想しました。子どもたちは鋭くて、「牛の健康を守る」「病気になったら搾れない」「病気が広がったら困る」など次々意見を出しました。
でも、確かめようがありません…。ん~、困った、困った、こまどり姉妹…。