羽化・旅立ち

 　６校時になった頃、校長室でＰＣに向かっていると、「廊下は静かに歩くんだよ！」「静かに！」「し～～っ！」という声が聞こえてきました。（「（注意したり呼びかけたりする）そっちの声のほうがよく響くんじゃないのぉ？」と、思わず突っ込みたくなるこんな風景は学校の日常です。笑）

　その集団は職員室前にやってきて、アゲハチョウのさなぎが羽化したことを教えてくれました。どうもそのことを校長に伝えにきてくれたようです。子どもたち全員、さらに、担任の先生、交流学級の先生、理科を教えてくださる先生も加わった団体様でした。
　さっそく、私も加わり、児童玄関前のプランター前に到着。いよいよお別れなので、手を振る準備をして飼育ケースの蓋を開けました。





　が‥‥‥。立派に成虫の姿におなりになったアゲハ様、みんなの注目を浴びながらも、いっこうに飛び立とうとなさいません。

　「これは飛び立つための準備運動を知らないからではないかな。みんなでワンミニッツエクササイズをアゲハチョウに教えてあげよう。」という校長の提案に、のりのりでのっかった３年生たち。

でも、飛びたつ気配はない‥。学習時間は過ぎてゆく‥。

　校長室に引き返したので、それからどうなったのかは実は私も知らないのですが、しばらく時間はかかったけれど、結局は無事に飛び立っていったそうです。教室で育ったアゲハチョウ、さらに次の命をつないでくれたらいいですね。

〈御礼〉
　今日もお花を届けていただきました。毎朝成美橋で安全指導をしてくださるボランティアさんです。一斉公開日に合わせてくださったのでしょう。ありがとうございました。