トップアスリートを学校に派遣する県教委の事業があります。本校では一昨年、空手の宇佐美里香さんをお招きし、演武を目の前で見たり、お話を聞いたりしました。HPでも紹介しましたね。今年度は、陸上競技110mハードルで長く活躍された西澤真徳(にしざわ まさのり)さんをお迎えし、前半は実技指導を、後半はミニ講演をしていただくことにしました。
校長も西澤さんとは初対面なのですが、よくお笑いになる飾り気のない好青年で、始まるまでに校長室でいろいろなお話をしました。
中学校から本格的にハードルに取り組み始め、調子に乗ったり伸び悩んだり。八頭高校にはいって体も成長し、陸上の恩師に出会ってぐんと伸びたこと。国体優勝やインターハイ2位など、好成績をあげ続け、社会人となって帰郷してからも、プレッシャーを感じながら一人で競技を続けたこと。
西澤さん、実は本校の教頭先生とは同じ県教委体育保健課にお勤めだったこともあります。現在は鳥取市内の私立高校の保健体育の先生としてお勤めです。
本日の前半は本校の子どもたちが毎朝行っていたスポーツタイム(現在は新型コロナ感染拡大防止のため一時停止中)について指導していただきました。その後実際にハードルを跳ぶ姿を見せていただきましたが、106cmもの高さがあるハードルを流れるようにスッと跳ぶ様は、美しいとしかいいようがありません。この姿を見て、子どもたちも感嘆、感動。
後半は体育館でミニ講演。「自分が大切にしてきたこと」として、「自信をつけるためには努力をするしかない」「弱い自分に負けない」「周りからの応援やサポートに感謝する」「失敗や悔しい気持ちをプラスに」など、子どもたちにわかりやすくお話してくださいました。
「明日は体育祭なので。」高校の先生として日々とてもお忙しそうな西澤さん。ご自宅で待つ二人のお子さんと奥様に、先日3年生が収穫した二十世紀梨を数個、お礼としてお土産に贈りました。(3年生さん、ありがとう。)
トップアスリート西澤さん、本日は本当にありがとうございました。
(1つ目のハードルを跳んで、2本目へ。)
(1年生教室の窓はご覧の通り。「美技」に感動するのは上学年も1年生も一緒)
〈美技〉
西澤さんのハードリングを掲載します。まるで体育副読本の手本を見ているような。