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2024年3月31日日曜日

いつまでも船上小の応援団 

  令和2年4月、前校長先生から引き継いだこのHPは今回で終了です。現校長が記事を書き上げ、写真とともにUPすることはもうありません。
 学校HPを前校長先生より引き継いだ時のアクセス累計は29万でした。HP会社と契約が切れる令和5年3月31日時点で73万に増えていました。現在はGoogle sitesなので正確なアクセス数が把握できないのですが、旧HPの時は1日平均100~150、多い日は200~400、日によっては700ものアクセスがあり、驚いた思い出があります。「楽しみに見てくださる方がいらっしゃる」ことを励みに、ほぼ毎日更新してきました。新HPになってから、実に879件の記事をUPしています。楽しんでいただけましたでしょうか。


 船上小学校の子どもたちの学びに頑張る姿や学校生活の姿をはじめ、行事や各種取り組み、地域の「人・もの・こと」との関わり、NIEなどいろいろな話題をお伝えしてきました。行事だけでなく、日常の子どもたちの学習や生活を中心にするとともに、学校としての考え方や指導方針などをご理解いただけるように文章に織り込んでお届けしました。
 〈おまけ〉として、子どもたちにあまり関係のなさそうな話題や裏のエピソードを書き込んでみたり、定点から季節の移り変わりを写してみたり、間違いなく子どもたちに全く関係のない歴史地学などの雑談を始めたり撮り鉄さんの作品を展示してみたり…。この校長は結構好き放題していました。あらためて、ごめんなさい。いつもこのHPを見てくれている船上小職員OGの先生から「まったく個人のブログですね」と、半ばあきれ半ば笑って指摘されるほどです(笑)。
 この4年間、校長として学校運営に全力で取り組んできたつもりです。感染予防対応をしながら学びを止めない。特にコロナ対応は大変でしたが、それ以外にも判断を問われることが多々ありました。成果は十分なものではありませんが、目の前の子どもたちの成長のため、職員を束ね、他との連携を密にし、船上小らしい教育活動を進めることに取り組んできたつもりです。数日前初代校長先生に「(第三代校長として)船上小学校の心意気をつなげてくださった」と言っていただきました。少し嬉しく、そして安堵もしています。
 

 さあ、あと数時間で年度がかわります。船上小学校の子どもたちは1つ進級して、気持ちも新たに学び始めることになります。躓いてもいいのです。転んだのなら立ち上がって再び歩き出せばよい。まず考え、折り合いをつけ、励ましながら、あるいは支えてもらいながら…。試練をのりこえる…そこに成長があります。結果も大事でしょうが、なによりその時を大事に一生けん命全力を尽くすことが一番大事(船上魂)です。
 本校のもう一つの校風でもある「あたりまえをあたりまえに」。そう、大事なことはなにか自分で考え、自らを律する力をつけ、そして自立へ向かう。
 開校以来、船上小学校は、これらの校風を培ってきました。開校11年目を目前に控えた今でも、子どもたちや本校職員の中にしっかりと根をおろしています。

 どうぞこれからも、船上小らしさを大事にして、「船上小っていい学校ですよね」とみんなに褒めてもらえる自慢の学校であり続けてほしいと願っています。学校づくりの主人公は子どもたちです。そして教職員、保護者・ご家族の皆さん、子どもたちの健やかな成長を願う地域の皆さんが手を取り合い同じ方向を向いて、協働して進んでいきましょう。
 私、教頭先生はじめ、本日をもって正式に本校を離任する職員は、いつまでも船上小学校を応援しています。(これまで本校にお勤めだった教職員OB・OGも全く同じです。みなさん、退職されても他の職場に行っても船上小を愛していらっしゃいます。本当です。)
 
 では、愛する船上小学校がますます光り輝くことを祈念して、この4年間のHPを閉じます。長い間、ご覧いただきありがとうございました。


                    完



























2024年3月30日土曜日

後片付け

  今日は土曜日。学校にやってきて校長室の片付けをしています。壁を挟んだ職員室では教頭先生が、これまた新年度の提案などの引継ぎ業務に取り組んでおられます。
 今日も空は青く広がり、雲ひとつ見えません。ふと体育館横の桜を見たくなって出てみると、日の光を受けてピンクの桜が鮮やかに輝いていました。



 ちょうど体育館そばの道路を、ミニパトカーが通過していきました。毎朝のように成美橋で安全指導をしてくださる箆津の岡地駐在さんです。思わずお互いに手を振りあいました。本当にお世話になりました。4月からも子どもたちの安全確保へのお力添えをお願いたします。

〈定点撮影 付校舎〉





2024年3月29日金曜日

ついに 開花 

  ついにソメイヨシノが開花しました。朝出勤したときは光公園の桜はほんのわずかで、よく見ても1~2つくらいしか咲いていなかったのに、鳥取市であった退職辞令交付式を終え、お昼過ぎに再度通りかかると、枝全体がいっきに1~2分咲きという感じで、たくさんのピンク色の花が開花していました。
 体育館横の桜も同じでした。UPした昨日の画像を見ても、色づいているものの咲いている花はひとつもないのに、今日は御覧の通り。すごいなと言えばたしかにすごい。不思議といえばほんとに不思議です。本格的に春が到来しました。



 今日は退職前の私にとって校長としての最後の勤務日。当初は雨予報だったのが、朝から青空が広がり、暖かく穏やかな一日になりました。辞令交付式への出席はじめ、後片付けや引継ぎ、新年度の諸準備やらで相変わらずの忙しさでしたが、今日も訪ねてきてくださる方がたくさんあり、なんとも嬉しいことでした。
 サプライズでやってきたのは教え子。合唱団で今も頑張っています。この春から社会人として高校の事務室で働き始めるそうです。
 安田小時代からお世話になっている地域の方。戦略会議委員として、学校支援ボランティアの要のコーディネーターとして活躍していただきました。「さい菜きない屋」の皆様、届けていただいたお弁当、いつもおいしかったです。本当にお世話になりました。
  PTA運営委員会の皆様から、記念品をいただきました。大切に使います。

 こちらは3年前に一緒に勤務した伊木祥一先生。今は日野学園(根雨)にお勤めです。保護者の方の中には懐かしく感じられる方もいらっしゃるかもしれません。私の退職を知ってわざわざ訪ねてきてくださいました。当時新採3年だった伊木先生の授業について、校長が何度か意見したことがあったのですが、伊木先生はこれを前向きに受け止めてくださり、成長の糧としてくださったようです。職員宛に339号まで発行した校長だより「アンパンマン通信」を密かに大事にしていただいていて、そのことにも感激しました。

 夕方を過ぎました。出勤されていた先生方が一人、また一人と退勤していかれます。そのたびに校長室に顔を出して、丁寧なごあいさつと温かい言葉をかけてくださいました。事務副主幹の先生がお帰りになる前にサプライズで手渡してくださいました。なんと子どもたちからの校長宛のメッセージが綴じてありました。とても嬉しかったです。


 今日の3時過ぎからは、新しい校長先生、教頭先生をお迎えして、管理職の引継ぎ会を行いました。残留の先生方によって新年度の諸準備もずいぶん進んでいます。令和6年度の船上小、どうぞよろしくお願いします。

2024年3月28日木曜日

もうすぐ

  今朝NHKを見ていたら、桜がほとんど咲いていない東京・上野公園の様子を伝えていました。やはり今年は例年より開花がかなり遅いのでしょう。学校の近くの光公園の桜も、体育館横の桜もこんな感じです。でも、数日前よりピンク色がずいぶん目立つようになりました。そう、もうすぐです。


 玄関前の桜の枝(地域の方が届けて下さったもの)はすでに満開になっています。

 今朝一番に、今年高校生になる教え子が訪ねてきてくれました。お手紙を届けてくれたのですが、彼が大きく逞しくなった姿を見てとても嬉しく思いました。

 その後、新日本海新聞社の尾上さんが時間をやりくりしてご挨拶にお見えになり、続いて前琴浦町長さんが突然いらっしゃいました。実は私は赤碕小教諭時代、前町長さんのお子さんを担任したことがあるのです。そのお子さんは現在、高校数学の教員として活躍していらっしゃいます。
 お昼すぎには、2年前まで本校の事務職員だった橋本さんが、本当に久しぶりに校長室を訪ねてきてくれました。勤務場所が船上小学校から鳥取県庁に変わり、仕事内容も大きく変わりました。送り出した校長として、こうして元気に職務に励む姿を見ることができ、とても嬉しく思いました。

 夕方には、一緒に本校に勤務した女先生がお子さんを連れていらっしゃいました。社会科研究の同志の一人です。しばらくしたら、育児休業を終え現場に帰ってこられるようです。
 明日はいよいよ勤務最終日。4年間課業日にはほぼ毎日更新したこのHP。この記事を書き上げUPするのも、あとわずかになりました。こちらも、もうすぐです。

〈若者の声〉


〈おまけ〉定点撮影

2024年3月27日水曜日

お客様をお迎えして

  昨日は職員総出で廃棄物品の搬出作業を終えました。各教室もご覧の通り片付けが進み、新年度に向けて着々と準備が始まっています。


 職員室では、新年度に向けた会議が開かれ、片付けや準備でそれぞれの先生が忙しくしておられます。(春休みは子どもたちにとっては休みでも、教職員にとってはまったく休みではありません。かえって1年間で1番忙しいのかもしれません。)

 私事ですが、このたび私は本校校長を最後に退職することになりました。残務を終了することと、校長室を片付け、新しい校長先生に全ての職務を引き継ぐための準備をしています。
 ここ数日、校長室には多くのお客様がお越しになり、長い教職生活を労ってくださったり、名残を惜しんでくださったりしています。弘済会の方々をはじめ、懇意にしてくださった地域の方であったり、お世話になった業者の方であったり、CSや戦略会議の方であったり…。皆様のお力添えをいただきながら、校長としてなんとか勤めてきたんだなあと改めて気づかされ、感謝の気持ちでいっぱいです。皆様、本当にありがとうございました。
 そんな中で、午前中からお昼にかけて、これまでお世話になった事務職員さんたちがサプライズでお花やお菓子を贈ってくださいました。
 お昼には、開校当時、学校を立ち上げるため同志として一緒に燃えた先生方がお越しになり、今も本校に残る職員を交えて懐かしいひと時を過ごしました。
     (開校初期、新しい船上小学校を作ろうと一緒に燃えた仲間です。↓)
 
 さらに、夕方には、児童と保護者がお手紙とプレゼントを持って訪ねてきてくださいました。重なるように、先日赤碕中学校を卒業した教え子たち(教諭として最後に担任し、かつ、校長として最初に卒業証書を手渡した学年の子どもたち)数人が訪ねてきてくれました。中学での楽しい思い出や、それぞれ夢に向かって高校に入学することを輝くような表情で語ってくれました。本当に嬉しいですね。担任時代に戻ったような楽しい時間になりました。

  (ついでに教頭先生から許可を受けて、懐かしい校舎内を探検する卒業生たち)

 この記事を書いているまさに今、教材を扱う書店の社長さんが社員を連れて校長室を訪ねてこられ、丁寧なご挨拶をしてくださいました。38年前、私が大学を出てすぐの右も左もわからない新米講師だった頃、先代の社長さん(お父さん)は、若いだけで力のない私でもまったく分け隔てなく温かく接してくださいました。それがもとになってご縁が続き、長い間懇意にさせていただいてきました。人をつなぐ一番大事なものは、結局人柄だと思います。

2024年3月25日月曜日

証書とエールと拍手と

  今日の午前9時、卒業式当日に体調不良のため出席できなかった2名の6年生が学校に来て、校長室で卒業証書を渡しました。
 教務の先生の進行、教頭先生による開式・閉式の言葉、担任による氏名読み上げ、校長から卒業証書の授与と、本番に準じて行いました。出勤している10数名の職員も仕事の手を止めて参列し、校長室が狭く感じられるほどでした。
 玄関で、若手職員によるエールと全職員の拍手に包まれて、二人は卒業していきました。先日もこのような授与を行いました。今回で本年度の卒業証書授与がすべて終了しました。
 卒業生に幸あれと願います。

 先ほど2名の卒業生にエールを送った玄関には、地域の方が先日届けてくださった桜の枝があります。やはり校舎の中は屋外と比べて暖かいのでしょうか、近所の公園の桜や、体育館横の桜はまだつぼみのままですが、ここの桜はすでに開花し始め、六~七分咲きの状態です。


2024年3月23日土曜日

令和5年度 離任式 お世話になりました

  しばらくたった後、離任式を行いました。この度の人事異動で、船上小学校から5名の教職員が異動または退職することになりました。
 本校在任中は、保護者・ご家族・地域の皆様の温かいご理解・ご協力をいただきながら、子どもたちと一緒に生活し、教育活動を進めることができました。至らぬ点も多々あったと思います。それでも子どもたちの安心安全な生活と健やかな成長をめざしてきました。
 皆様のご支援・ご厚情にあつく御礼申し上げます。ありがとうございました。





  5年生が、心温まるメッセージと花束をプレゼントしてくれました。




  花道を退場しました。




 私たちは、それぞれ新しい任地、あるいは家庭で、新しいスタートを迎えます。しかし、どこにいても、いつまでも、この船上小学校の応援団です。本校がますます輝くことを願っています。本当にありがとうございました。