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2024年3月6日水曜日

3・11 

  今朝は上下学年部に分かれて行う学年部合同朝の会です。両学年部とも今回の内容は「東日本大震災 3・11」についてです。
 本校では、毎年3月11日に一番近い水曜日朝の学年部合同朝の会を、「3・11」について考える場としています。あの未曾有の震災が発生してすでに13年経ちました。6年生でさえまだ生まれていません。どんな大災害の記憶もやがて薄まり、いずれ失われていくのでしょう。しかし、だからこそ特別に機会を設けて、忘れてはならないことや普段は見失いがちな大事なことについて立ち止まって考えなくてはならないと思います。
 今年の元日に能登地方で発生した大地震は多くの人命を奪い、大きな被害と深い悲しみをもたらしています。まだまだインフラの復旧も進まず、険しい地形や現地の事情のためボランティア・支援の手も限られていると聞きます。登校時成美橋に立ってくださる駐在さんも、ちょうど今、被災した珠洲市に派遣されて業務にあたっておられます。
 決して他人事ではありません。だからこそ、13年経った今でも、家族や自宅を失ったり、非常事態に立ち向かったりしておられる方々の生活の様子やお気持ちを想像したり、その痛みや悲しみに心を寄せたりすることは大事なことだと思います。あるいは悲しみを乗り越えて復興に向けて歩んでこられた軌跡や新たな希望をもって取り組む姿などについて知ることも、あわせて大事なことだと思います。
 今朝は、下学年部は読み聞かせをもとに、上学年部は震災の様子や、東北で被災した当時の子どもから能登で被災した子どもたちへ送ったメッセージなどをもとに、教員が語りかけました。