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2022年10月16日日曜日

なぜ多人数で学ぶのでしょう

  自宅にいながら、あるいは参集しないでも、ICT等を活用し「学ぶ」ことができる時代になりました。しかし、たぶん、これからも自宅でPC相手にすべてを学ぶことはできないでしょう。なにより自ら体験して学ぶ機会が少ないこと、周りとの関わりかたを学ぶ、あるいは関わりあう中で学ぶことができないからです。(これはあくまで私個人の考えです。)
 私は教室に出たときに子どもたちによく話をします。学校・学級という場で、なぜ多人数で学ぶのですかと尋ねます。子どもたちもそれぞれ考えてくれますが、即答は難しいようです。 
 自分の考えを発表することはとても価値あることです。発表したいのだけれど、実際は、なかなか自信が持てなかったり、恥ずかしかったり、ドキドキしたり…。当然、ありますよね。大人だってありがちです。でも、安心して話すことのできる学級であれば、ど~んとハードルが下がります。自分では思いつかなかった友だちの意見や、発想の違う友だちの考えやアイデアを聞いて、きっと自分の考えや意見を持つときに役に立ち、学びの質が豊かで深いものになります。そんな学びの姿勢がクラスにできると、発言や話し合いが楽しくなります。クラスがより仲良くなります。温かい仲良しのクラスなら、学びも生活も良いスパイラルでつながっていきます。
 特に高学年。その姿は学校の姿。どんな学級にするのかは、自分たちが決めるのです。折り合いをつけるのも、力を合わせるのも自分たちです。そんな高学年の学習の姿を紹介しましょう。

 6年生は図書館で調べ学習をしています。司書さんの協力を得ながら、タブレットもフル活用です。



  5年生は総合の学習でしょうか。総合に限りませんが、自分の考えをしっかりもつことがなにより大事です。